Turk の classic Grillpanをとうとう買ってしまった!
Turk社は、1857年創業のドイツの鉄製品製造メーカー。
Classic fryingpan は、銑鉄(鉄の塊)を高温で焼きながら叩きつづけ、持ち手まで一体に仕上げていく、昔ながらの製造方法で、100年以上作られつづけているとのこと。
まじか!
こんな時代に逆行する製法が、今まで生き残っているとは…
やるな、ドイツ連邦共和国。
やるな、ヨーロッパ。
いいかも
どうも小さいものに惹かれる癖があって、小屋のスキレットは16cm。
料理内容によっては、ちと小さすぎる。
大きめのフライパンがあるといいかも、と、WEB調査がスタート。
そこで目にとまったのがTurk。
選択肢ー fryingpanとgrillgpan
Turk の代表作は、「フライパン(fryingpan)」。
持ち手まで一体で鍛造してしまうとは、強者だな!
フライパンの方は、職人魂が感じられ、長年愛されてきた実績がある。
でも、この長い持ち手がどうも邪魔な気がする。焚き火で使うのはメリットだが、狭い小屋では、必ずこの持ち手にぶつけてしまい、フライパンをひっくり返してしまいそうだ。
もうひとつ、「グリルパン(grillgpan)」という両手なべ的なのがあって、これは日本オリジナル。フライパンより深めにできているようで、焼くだけでなく、炒め物、煮物など活躍範囲が広い。なにより、見た目がいい! すごくいい! (個人の感想です)
選択肢ー classicとpress
鉄の塊から鍛造するという昔ながらの製法で作られたものが 「クラシック(classic)」。
量産のため鉄板をプレスして作られたのが “press” で、「ロースト用」と表記される。
“press” は識別のため、鉄板に格子状の模様が入れられている。
また、フライパンでも、持ち手部分は一体でなく溶接で、持ち手が短い「ベントハンドルタイプ」も存在する。
値段的には、”press” は “classic” の約半額。(製造の手間を考えると、当然の価格差。)
なお、”press” には、浅型と深型がある。
選択肢ー正規代理店品と並行輸入品
日本代理店を通したもの(赤い袋がついている)の他に、並行輸入品がある。
並行輸入品は、40%程度安く売られているよう。
価格調査結果
2021年2月25日現在、24cmでの比較、Amazonなので2,000円以上送料無料。
これだけ価格差があると、とても悩ましい。
形式 | 種別 | 税込価格 | 出典者 |
classicフライパン | 正規品 | 22,000 | Amazon正規価格 |
classicグリルパン | 正規品 | 22,000 | Amazon正規価格 |
classicグリルパン | 正規品? | 18,620 | Amazon最安 |
classicフライパン | 並行輸入品 | 13,300 | Amazon最安 |
pressフライパン | 並行輸入品 | 6,490 | Amazon最安 |
pressグリルパン深型 | ? | 7,900 | Amazon最安 |
pressグリルパン浅型 | ? | 6,600 | Amazon最安 |
(遠藤商事フライパン) | ー | 1,591 | Amazon |
おおいに迷う!
サイズは、最初から24cmで迷いはなし。
- 値ははるが、無骨な感じの”classic”だろうな。
- 職人魂を感じるのはフライパン だけど、グリルパン の方が好み!
- でも、Turkらしさは、classicのフライパン!
- なら、並行輸入のclassic フライパンかな?
- でも、グリルパン、かっこいいな。
- pressのグリルパンが、classicの 1/3くらいの価格で出てるぞ。
- でも、pressのグリルパンは、普通の工業製品に思える…
- いっそ、遠藤商事の鉄黒皮厚板フライパン(1,591円)でよくね?
このサイクルを何度もたどる。
コスパだけなら、遠藤商事が圧勝だと思う。
でも、一生付き合えるモノなので、値段にとらわれず気に入ったものにしようと思う。
そんなわけで、結論、クラシック グリルパン に決めました。
情報
Turk社の日本代理店は、株式会社ザッカワークス。
Turk社の歴史やfryingpanの製造方法、レシピなどが、美しい写真とともに紹介されています。
『turk フライパンクックブック』の著者、野口英世さんインタビュー記事。
迷っている方、あなたの背中をそっと押してくれるでしょう。
楽しかったのが、「おなじといっしょ」さんのブログ。
ドイツの鉄フライパン turk を本気で長々レビューするよ
【迷っている人に読んでほしい】鉄フライパンを1年半使ってみた感想文
おわりに
同僚(機械系技術者)と、このフライパンについてはなしをしていたときのこと、
「でも、値段が2万とかするんだ…」
「え、めっちゃ安いですやん!」
「え?」
「だって、職人の鍛造でしょ? 手間考えると破格ですやん。」
だよね!
今は、届くのを心待ちにしています。
コメント
[…] 前回、タークのグリルパン購入までを書きましたが、さっそく届いたので、ファーストインプレッションなど記録しておきたいと思います。 […]
[…] Turk 購入の経緯、ファーストインプレッション、そして今回の初料理と、3連続の投稿。ここのところすっかりタークで盛り上がれました。 […]